XRBAJA(MD30)キャブオーバーフロー対策、オーバーホール整備

ガソリンがぶちまけられる

マフラーを純正に戻して、試走を重ねていると、なんでかキャブオーバーフローで、ガソリンが小便小僧のようにチャーとぶちまけられる状況になりました。これはちょっと焦る。この夏の暑い日にこれに引火した日にゃ・・・・。

オーバーフロー用チューブ付けといてよかった。

(取付作業は↑こちらで紹介)

これ付けてなかったら私、大やけどか、焼け死んでる・・・。

どうもフロートが引っかかっている感じで、チャンバーを叩くと止まったり止まらなかったり。ガソリンを一旦チャンバーから抜いて、再度充填すると止まったり。どうやらO/Hしなきゃ駄目みたいだなと、あきらめてキャブを取り外す事に。

キャブを取り外す

しかし、フェンダーを取り外す時点で、最初から中途半端に固定されていた部分が悪化。スペシャルナットが脱臼のように外れる症状が癖になってしまったらしく、完全に供回りしてリアフェンダーが外れない状況に陥る。

おいおい頼むわ~。これが外れないとサブフレームを移動できない。

なんでハーネスをもっと簡単に外せるようにコネクターを追加していないのか。この辺り、ホンダさんに文句を言いたい。というかホンダらしくないなぁ。あ、自分で付けたらいいのか。ちょっと考えてみよう。

閑話休題。

で、そのスペシャルナットを外すのに四苦八苦して、数時間。なんとか外す事が出来、やっとキャブまでたどり着いた。

原因が判らない

キャブを外して分解してみた所、なにも異常は見られない。フロートが変色している他は、機能的は問題ない。一番の原因であろうフロートバルブは、購入時のオーバーホールで新品と交換している。でも、何かに引っかかっている。

わからん・・・。

しゃーない。こればっかりはガソリンぶちまける事態は絶対避けなければならない。下手すりゃ焼け死ぬし・・・。

部品を交換する

なのでフロート回り全部交換してみるか、と部品発注。

フロートはバルブ取り付け位置が少し白くなっている位で、穴もあいておらず、新品と変わりない。
爪の位置も変わんねぇ。
あ、なんか、新品にはない穴みたいな窪みがあるなぁ。
これか?
フロートの位置も、問題ないように見える。

一番怪しいのは、これ。

バッファプレートも形状的には問題ないが、どうやらこの内径側がすり減り広がっているようで、新品はニードルジェットハウジングの任意の位置に固定できるが、古い方は隙間があって下までずり落ちてしまう。

これか?でも、フロートにひっかかりそうにもないけど・・・、とりあえずは替えてみよう。

以前からの懸案を解決

そして、以前のO/Hでジョイントコネクターが付いてない事が発覚し、純正と急ごしらえしたものとの比較。

左が純正。見本なしで作ったしちゃ、まぁまぁじゃないの?

純正品はスロットルセンサー側にガッチリ噛みこむ位(中割れ爪になっている)のサイズでした。このぐらい遊びが無いようにしなくちゃいけなかったのね。まぁ、ないよりはマシだったでしょう。

部品を全部交換して再度組上げ、ガソリン注入。何事も起きない。

・・・うん。

何度やってもだいじょうブイ!(←古)

んー。やっぱ、バッファプレートが引っかかってたのかな。そういう事にしといてください(^^

なんにせよ、直ってよかった。