膀胱癌が見つかった。(その1、どうも”シモ”の様子がおかしい。)

膀胱癌が見つかった。

2019年7月頃の夜、いつもと違う強い尿意を感じた。どっちかというと左側。

以前から前立腺炎を患っているので尿の出も少なかった。そして、何故かパンツからいやな臭い匂いがした時もあったが、それは数週間で収まっていた。

夜間尿(3時、4時)も毎日のようにあり、どうも下(シモ)の様子がおかしい。これも加齢なのかと同僚とも同じ症状だな~とか笑いながら話して半分諦めていた。

よくテレビコマーシャルで頻尿、夜間尿にはこの薬!みたいな宣伝やっているのを見て、暫くその類の薬を飲んで様子を見るが一向に収まる気配なし。やっぱ、ちょっと違うなと思って思い切って泌尿科を受診。

久しぶりの泌尿科。正直入りにくい。いや、そんな心当たり無いし、身に覚えもございませんよ。私自分で言うもの何ですが、私、純潔ですからね。

いつも通り先に検尿をしてから診察を待つ。人は少ないので数分待ったら呼ばれる。症状を伝え、エコーで膀胱周辺を見てもらうが、何もないとの事。気になっていた前立腺も大きくないとの事だった。

いつもこうなんだ。こっちは意を決して受診しているというのに、「異常ありません」だ。見つからなかったら、見つかるまで突っ込んだ診療をしてほしい。空いてるんだしさ?先生は気楽なもんだ。念の為、腫瘍マーカー検査を行うとの事で高額費用を支払って採血検査。

一週間後、検査結果では癌の恐れはないという事で、放置しても可能という診察結果だったので、やはり歳か・・・。という事で諦めと症状は我慢をしていた。

この我慢がだめだったんだよ。

それから1年。コロナ禍

何故か咳喘息。4月から9月にかけて吸引薬で治療。

秋ごろには症状は収まった。

その頃の頻尿具合は全く記憶にないが、調子が良かったわけではなかった筈。それから、やはり頻尿、夜間尿、排尿困難、排尿時痛みと、1ミリから3ミリ位の茶色い石が出始めた。

実は、去年の健康診断で腎臓に石がある事を告げられていたので、それが出たのだろうと思っていた。年末の健康診断でも、診察時に石の事を伝えるが、「よく水を飲んで出してください」との事だったので、その通りにしていた。が、これも鵜呑みにしたのがまずかった。

大体、尿路結石は悶える程の激痛が走るのに、その事も確認せずにこの診察は誤診も誤診、大誤診。ここで精密検査が入り腫瘍が判明していれば、もう少し軽症で済んでいた筈。健康診断はやはり、政府同様のやってる感だけのイベントだと正直思う。辛いバリューム飲まされて、こんなの医者が儲けるだけで、受診側は罰ゲーム以外のなにものでもない。

初期症状

症状を纏めてみた。

  • 兎に角、すぐにトイレに行きたくなるムズムズ感、残尿感が常時ある
  • 尿の勢いが弱い、出てくるまでに時間がかかる
  • 尿が少しずつ茶色くなっていく
  • 夜、1回以上トイレに起きる
  • 1mmに満たない位の茶色の石が週一で出る
  • 肛門付近の筋肉が攣るような痛み
  • パンツから嗅いだ事のないちょっと違う嫌な臭いがする
  • 立ちくらみが起こる
  • 腰が痛い
  • 湯舟に浸かる時、浸かった後に、ガタガタ震える位の強い悪寒が走る
    ↑これは、脹脛部分の乾燥肌による痒みによるものだった。足をお湯に浸けた時点で、お湯の熱さと痒みが神経を刺激し悪寒と勘違いさせていた。体をお湯に浸ける前に、脹脛の痒みのある部分を良くマッサージして痒みをとってから、体を湯舟に浸けると悪寒は出なくなった。
  • 顔面片方に長時間痙攣が起こる
  • 呂律が回らない感じがする。
    (実際は話は出来るし、手足も問題なし。藪医者のMRIでも異常無し。)
  • 左の腰から肩にかけて、四十肩のような痛みが走る
  • 咳が止まらない
  • 倦怠感
  • 頭痛(重い鈍痛が数日間)
  • 夕方に強烈な眠気

脳梗塞?

初期症状で呂律が回らなくなる症状が出た時は、やはり脳梗塞の疑いがあるので岡山でも有名?とされる大き目の脳神経外科でMRIを撮った。しかし、いつもの通り問題なしだった。

それにしてもその脳神経外科の主治医の態度がとても横柄で、終始、人を小ばかにしたような扱いをされ、呂律が回らない以上に気分が悪くなった。

高い金を取られて、更に筋違いの投薬処方で適切な処置は一切なし。挙句の果てには捨て台詞的な事を言い放つ最低な医者だった。二度と行かない。

結局、原因はこの記事の通りの原因だったのだが、脳なら脳だけという縦割り診療では、本当の医療としては成り立たないトンデモ医療。どうしても、医者というのは政治家と同じく天狗になりがち。何の為の医療、医者なのか、そこんとこ良く考えてもらいたい。

年が明けて2021年。

ずるずるとコロナ禍は続く。緊急事態宣言やら在宅勤務やら五輪開催か中止かやら、世知辛い世の中で、気が変になりそうだ。みんな辛い。そんな中。気が付くと夏。

感染者東京3,000人越え、デルタ(インド株)の蔓延+五輪の影響で受診し辛い。仕事も激務で休む暇もなし。そして、膀胱の違和感(常に尿意)、就寝時、背中左わき腹に痛み。やや尿の色が茶色っぽい。こりゃなんか違うなと・・・。

丁度、外回りの仕事があったのでその帰りに受診を決意するが、まだコロナ感染者の波は収束しつつあったが蔓延防止宣言下。やっぱ断念しようかとおもったが、家内からこれから五輪もあるし、今のうちにいっとけと強く受診を勧められたので行く事にした。

2021年7月某日

仕事が長引く。仕事現場の空調が劣悪で、且つ時間が押したので汗だくのまま急いで泌尿科受診。エコーで診てもらうと、前立腺は問題無いが、膀胱に影があると。

え・・・。

早速レントゲンをとり、膀胱鏡検査。過去、胃カメラは数回、大腸内視鏡は経験済みだが、膀胱鏡検査は初めてだ。どんなものかも予習なし。そして緊張する間もなく、紙パンツのようなものを履かされ、診察台に横にさせられる。そして、カメラなのか冷たい物が入っていく。

気持ち悪い~と思った瞬間。勝手に腰が飛び浮き、体が弓なりになる程の激痛。

「ぐあっつつつ!!」

特に前立腺と思われる奥の箇所にはカッターナイフでギリギリと切っているかの如く激痛が走る。

麻酔とか無しか!?

すかさず看護師が

看護師

「ふぅ~とゆっくり息を吐いて~~」

と言うがそんな余裕なし。ラマーズ法かよ・・・。

すると先生が、

泌尿器科

「あ、初期の癌だ。見つかってよかった!」

と軽く言葉を放つ。は?初期?なにそれ?俺どうなるん?頭は真っ白。どうリアクションしていいのか分からん。これが所謂「ガーン」というやつか?冗談じゃない・・・。

左腎臓からの尿管入り口辺りに初期の癌だと。写真を見せられたが、その腫瘍と思われるコブの回りに黄色い小さな花が咲いたように小さな突起。その先に固形物が沢山付いてる。これか。尿と一緒に出てたのはこの石だ。妻の受診の勧めに感謝しつつ・・・。

つづく。