梅雨の晴れ間に、メルセデスE250(W212後期)のプチメンテナンスを行う。

もうすぐ車検。ブレーキフルードにリアブレーキローターも替えなきゃぁという所だが、この所の体調不良でなかなか体が言う事を聞いてくれない。とりあえず、気になった軽作業を済ます。

リア、マフラーステーのボルト交換

以前、デフオイルの交換時に気になった、マフラーステーのボルトの酷い錆。まぁ、全く走りには支障がなく、放置していても一向に構わないのだが、綺麗なシャシを台無しにするこの2つのボルトがどうしても気になって仕方がない。

防錆塗料等も考えたが、それこそ面倒くさいので交換しようとボルトを発注。そのついでにその他の部品も一緒に発注。

注文したボルトは、頭が六角ではなくトルクスだった。届いた部品をみて、サイズが小さいように思えたが、並べてみたら座面もボルト径も同じサイズだった。おそらくは錆の対策をしたのだと思われる。

1本600円弱(税込)、2本で1,200円。

ネジ一本で牛丼に卵つけてもお釣りが来る。思わずため息が出ますな。

でも、このボルトは防錆処理がされているので錆びる事はないでしょう。

外したステーも、これ以上ないしっかりとした作り。

ステンレス鋼で肉厚。こんな部品一つとっても、とてもしっかりしていてずっしりとした重厚感がある。国産車であれば、もっと肉薄なスチールパイプに黒のペイントで終わる所だろう。こういう所が「やっぱ違うなぁ」と思わされる所である。

早速、新ボルトを使って取付け。

締め付けトルク値が分からなかったけど、2キロ位かなと、適当に締め付けて終了。やはり、錆がないのはとてもスッキリする。

フロントセンタージャッキアップポイントの交換

フロントアンダーカバーを取り外す時に気が付いた。ジャッキアップポイントから出ている筈の突起が無い。突起の役割を正式には知らないが、脱着時の補助か、アクシデントで外れにくくする為のものか。

別になくても困らないし、整備するには無い方が楽と言えば楽だけど、そんなに高価なものでもないし、この際交換しちゃえという事で交換。

家庭用小型ジャッキで上げた形跡も無く状態は良好だが、前述のとおり突起が2か所なくなっている。

こんなに細い突起で結構しっかりしていて、簡単には折れないようになっている。これすごい。新品もメルセデス純正品だが、メーカーはブレーキと同じメーカーのTRW(現ZF)のOEMだ。

新品は少し改良されていて、押し込むピンの長さが短くなっている。

流石はドイツ。改良は速いし日本よりきめ細かい。

外した箇所はパイプに穴が開いているだけ。錆や汚れも溜まっておらず、状態は良好。

あとは取り付けるだけ。ショックレスハンマーを使って「ゴン」と叩いて取付終了。

ボンネットダンパー交換

いつの間にか、ボンネットが途中で止まり、手で持ち上げないと上がらなくなっていた。整備モードの直立に立てようと思うものなら、そこまでよっこらしょと手で持ち立てかけてやらないといけなかった。勝手に下がる事はないのだが、いくら注油しても直らなかったので、この際だと思って交換。

写真下側が伸び切った長さ。上側が途中で止まってしまう位置。ダンパー自体を手で引っ張っても硬くて伸びず、回しながら引っ張ればグググと引っ掛かる感覚で伸びはする。そりゃ上がらない訳だ。オイル漏れ等はない。

新品は純正ではないが、同社OEM製と思われる。脱着は両端についているスプリングを浮かすだけの簡単で、且つ、信頼性のある作り。

交換後は、当然ながら、プシューと音を立てて定位置までスムーズに開いてくれるようになった。気持ちいい。

取り付けた後に気が付いたのだが、純正にはLR指定があった。

へ?確かに、左側は取り付け角度を調整する必要なくポン付けできたが、右側は180度回転させないといけなかった。LRの指定は何か機能的に意味があるのだろうか。単に取付角度だけの差ならいいのだが・・・。

さて、次は車検整備だ。只今整備メニューを計画中。

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