自分のハンコンに換装する
さて、なんとか基盤を取り出したところで、臭いのしない自分のハンコンへ(笑)付け替えよう。
逆の手順で組み立てるのだが、ハンドル部へのケーブルを接続する時点で、ケーブルの取り回しに注意が必要。
写真のように、一番上のネジマウントの上を回すようにしてから接続しなければ、回転の負荷がコネクタに伝わって接触不良の原因になる。
これで、元に戻してさぁ直ったかな?
動作検証
あれれ。
右→左→中央という動作が途中で終わり、それを繰り返している。しかも止まらない。5分ほどほおっておくと、最後は規定動作を行い、正常動作するようになった。
やった。直ったと思ってプレイしてみると、途中でハンドルスイッチ部パドルが無反応になる。レブリミットLEDも無反応。再起動すると、同じフェーズを繰り返して使えるようにはなるが、途中で症状が再発する。特に、岡山国際サーキットヘアピンコーナーを通過すると急に症状が発生する。
なんだ?魔のヘアピンかよ。
しかし、どうも接触不良っぽい。動作をみてみるとUSBの認識音がその度に鳴る。
とりあえず、もう一度分解。
コネクター辺りの半田クラックか?と思い、再半田してみるが直らない。基盤自体を交換してみるが同じ。モータに取り付けられているセンサーがおかしくなったのかとそのセンサーを交換してみるが直らない。
うーん、と悩むこと2日。
もしや?とハンドルのコネクター配線を1本1本導通テストしてみる。
コードは基盤固定プレートの下を通っているので、まずプレートを外す。
プレートは外すとコードが見える。このコードのたわみを利用してコードの接続を維持しているようで、本体側にはL字型のコード固定部がある。この固定部とハンドル部の取り回しをきっちりする事で接触不良を予防していると思われるが、それでも影響があるんじゃないのかな。ちなみに、プレートを外すと透明シートがあるのでなくさないようにしたい。
おそらくはショート防止なんだろうが、基盤のボルト部分を見てもどうやらアースを取っているようだ。これがないとちょっとやばいかもだ。兎に角外してみる。しかし、コードを抜こうとしてもピニオンギアの小さな穴が邪魔して交換できない。
なので、コネクターから一本一本コードを爪を浮かせて抜いてゆく。抜けたところでコード自体をチェックするが外見は問題なさそう。
では、テスターで7本あるコードを端からチェックしてゆく。

まぁ、導通あるんだろうなと6本目までチェック。問題ない。最後の一本。まぁ、これもいつものパターンで問題無く、じゃぁなんだんだよぉって落ち込むんだろうなと思いつつテスターを当てる。
が、反応なし。
え?
そう?そうなん?
何度やっても導通なし。
おう、これか。
そういえば、壊れる前からフルステア切った後にシフトが効かなくなる症状が出てたよな。これか。そうかそうか。じゃぁ、このコードを交換しましょう。基本、ステア内の基盤にすべてコードが接続されていないと異常動作を起こすようだ。交換後、動作チェックしてみる。しっかり左右中の動作をし、岡山国際魔のヘアピンも難なく通過。
お、直ったかな?
検証ついでに久しぶりにレースに参加する。
ああ、いいな。ちゃんと動くってなんて気持ちがいいんだろう。レース序盤、どうも初心者なのか道を譲ってくれたつもりなのだろうが、走行ライン上でブレーキ掛けてくれたからカマ掘ってしまった。
「もう~」
と思いつつそのまま次のカーブを曲がると急にスカッとフォースフィードバック消失。
おや?マシンのダメージからか?
フィードバックが無くなると感覚がおかしくなるので派手にスピンして壁に激突。
おううう。
兎に角ピットに戻って修理。ピットを出たら通常通りフィードバックが戻ったが、なんか弱いような。暫く走るとまた同じようなスカっとフィードバックがなくなる。ん?ダメージが後を引くようなシステムになったのかな?と一旦レースを終わってテスト走行を行ったが、また、岡山国際ヘアピンを通過するとフィードバックがなくなる症状に。
なんだよこれ。
しかも、フィードバックが効いている時でも少し力が弱いような。恐らく、今度は基盤の接触不良、半田クラックが原因のようだ。元オーナーが投げつけたりしたから基盤にダメージが出てるのかな。
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