KVK(旧MYM) KP600 止水上部（A型）水漏れ修理

KP600 水漏れ修理

気にしてなかったのだが、手洗い蛇口の透明プラスチックハンドルにヒビが入り、水が溜まっていたので交換した。

三栄水栓 SANEI クロスハンドル《水栓部品/レバー・ハンドル・スピンドル》 [PR211F]

一個入りなので注意。

交換したハンドルは、少しオサレなレトロタイプで、今まで隠れていた止水部分上部が露わなった。その所為でその上部分から水漏れを起こしている事に気が付いた。

まぁ、新築時からのものなので既に30年は経っていて、当然外観もボロボロ。水栓コマは何度か交換していたが、本体はそのままだった。これって・・・直らないよね、この部品毎交換だ、と、何も考えずに行動に移す。メーカーも品番もわからず、ネットでググってそれらしき型番（KVK KP600）を見つけたので、近くのホームセンターに行くがやはり無かった。しょうがないのでネットで購入。

KVK KP600 旧MYM品 止水上部 A型一般地 A型上部一式M341用 MYMメンテナンス用パーツ M341用A型上部一式 止水上部MYM KM4874【キャンセル不可】

本体はまぁ、それなりの値段だが、送料を入れるとちょとね。

KVK KP600の取り付け

商品が到着し、早速付けてみる。その前に部品が合っているのか確認する。

ネジ部分は同じだ。あ、でも長さがちがうじゃん。失敗した～！と思ったのだが、新品はバルブが全開状態で長くなっているだけで、部品としては全く同じものだった。ちょっと焦ったが、水量を全停止にすると長さが短くなり、問題なく装着は完了した。

装着後のフィーリングは、水漏れは勿論無くなったし、それ以上に捻る感覚がとってもスムーズで、日寝る時の甲高い異音もしなくなった。そしてなによりぴかぴかで綺麗。これは良い。

パッキン交換編

じゃぁ、部品も間違いないのでもう一つ買うかと思ったのだが、ちょっと待てよ、分解不可と勝手に決めつけてたが、パッキン交換して直らないのか？と分解してみる。

やはりOリングで構成されており、それぞれ違うサイズが３つ。

本体の外側に①、バルブに②、本体上部内側に③のＯリングが取り付けられていた。①以外は経年劣化で硬化していて、③は外す時に切れてしまう程だった。

部品取り寄せ

なにもKVKメーカーの部品を律儀に合わせる必要は無く、水栓部品であればサイズが合えばどれでも良い。

商品に表示されている寸法は、実際の寸法と違う場合があります。

三栄水栓製作所 SANEI PP50-18 O〈オー〉リング PP5018 oリング オーリング 水栓部品 Oオーリング サンエイ 4973987920141 補修oリング

本体外側用①17.8mm,2.4mm

(最大500円オフクーポン配布中)三栄水栓 SANEI PP50-10A O〈オー〉リング

バルブ用②9.8mm,2.4mm

SANEI 補修Oリング 8.8×1.9 PP50-9 2個

本体上部内側用③8.8mm,1.9mm

注文する前にホームセンターで確かめてみると、メーカーは少し違うがサイズが同じものがあった。

部品清掃

部品がそろった所で、まずはボディー自体を掃除する。

なかなか、しつこい汚れというか、真鍮の錆やカルキが石化したような物がこびりついて、研磨剤で取れるレベルではなく、ヤスリやカッターの刃でちからワザでこそげ落としていく。それから真鍮ブラシで磨く。

大分頑張ったつもりだが、メッキ剥げ等はどうしようもなくこの程度。でも、汚れ自体は取れているので、今まで汚い部品で水を出していた事を考えると、精神的に大分良い。

使った工具はこれだけ。

使った「きらりあ」の詳細はこちら

Oリング実装

綺麗になった所で、満を持して本体に新しいＯリングを装着。

バルブをボディーに仕込む前にシリコングリスをバルブネジ部分に少量塗ってやる。

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さてどうだ。

新品には及ばないが、グリースによってスムーズにひねる事が出来た。勿論、当初目的である水漏れは直った。

KP600 止水上部（A型）自体、安ければ1つ1,000円位で手に入る部品なので、温・冷両方交換する場合はこのパッキンだけの交換の方が断然安いが、片方であれば新品買った方が楽で綺麗かも。