TOTO浄水カートリッジ TH634-2型、1年使用後、中の状態はどうなっているのか。

TOTO浄水カートリッジ TH634-2型

去年、古くなった浄水器を捨て、キッチンにビルトインとして浄水器を設置した。この浄水器は、ビルトインなので、蛇口にたいそうな機械をつけてレバーを回してという見た目も操作も悪い事をすることは一切なく、専用の蛇口を付け、捻れば浄水がでてくるようにした。

それから約1年。使用状況としては、一日2、3リッターといった使い方だ。製品としては、1日20リッター使って1年で交換とあるので、まだまだ使えるのだろうけど、一度交換して中を確認してから来年の事を考える事にした。

もう一つ分解する目的としては、購入時の商品説明で、本体の中に水流で発電する機能が備わっており、流量を計算してランプで交換時期を教えてくれるというものだった。

だが、どこも光ってないし、本当にそんなものが入っているのか?と言う疑問があったからだ。

早速分解する。

形状からみて、底辺がねじ状になっていて、組み立て時もそこから中身を入れていたと予想できる。浄水器をさかさまにし、クランプで固定し、車のオイルフィルターレンチで外そうとするのだが、やはり接着されているのか、びくともしない。

ならばと、グラインダーでぶった切るしかない。ちゅいーんとまずは底辺に沿って切る。底辺を外すと、薄いフィルターのようなものの中から、水を含んだ真っ黒な、多分活性炭と思われる砂より細かい粒子が沢山でてきた。それだけでは全体が見えないので、上部分まで立てに切って半分に割って全部をだしてみた。

赤丸の部分が空中糸膜フィルタ本体。そして活性炭が含まれた不織布。これは厚さが2cm程ある分厚い物。そして、ぶちまけてしまっているが、粒子状の活性炭が1kg程入っているようだ。

浄水機能のメインとなっている空中糸膜フィルタ。拡大すると、細いゴムのようなものが束になり、それが渦巻き状にまた束になって集まっている。

こちら側から水が入り、浄化された水が上から染み出る構造になっている。

どうやってこの細かい束から水を透過させるのかというと、一度束の上側をエポキシ樹脂のようなもので固めてしまい、固めた所を削るか切るかして、空中糸膜の束の出口を作ってやるような作り方をしている。なるほど、それなら出口は1つしかなくなるわけだ。今まで、細い管をどうやって出口に繋げていたのかが疑問だったが、一つ解明できた。

ボケて見難くて申し訳ないが、因みに、真ん中の穴は開いているようにみえるが、しっかり樹脂で固められており、下側の穴とは繋がっているわけではない。穴に千枚通しを入れようとしても入らない。その穴は恐らく空中糸膜束を撒くためのものと思われる。

浄水器ケース厚みはノギスで測った所2.8mmだった。かなり丈夫な素材でシェルとして形成されている。流石は日本製と言いたい。

水の流れとしては、INから入った水はメッシュフィルタを抜け、容器の外側めぐるように活性炭不織布を通り、空中糸膜フィルタケースの外側から下側に抜け、もう一度メッシュフィルタを抜け、その中にある約1kgの活性炭粒子を通り、空中糸膜フィルタケースに付属している円筒のメッシュフィルタを抜け、最終的にこの空中糸膜を通りOUTから出てくるような構造になっていた。

それから、発電機構の疑問も、やはり分解してもそんなものは入っておらず、商品紹介の内容を出品者がまちがえ掲載していたと思われる。ちょっと「してやられた」感。

1年経過後の汚れとしては。

活性炭は真っ黒なので評価しようが無いのだが、臭い的には何も臭わない。そして、他の汚れ(例えば藻のようなもの)が混入しているわけでもなかった。実は、以前使っていた浄水器は、ベースが何故かアクリルの為、藻が発生してしまっていた。何の為の浄水器か分からないので今回交換したのだが、ビルトインであり、この完全密閉式の浄水器なので藻が発生する要素はどこにも見当たらない事は言うまでも無い。空中糸膜も元の色が判らないから判断しずらいが、そこまで汚れていないように思う。なので、2リッター/日程度ならもう半年位は持つんじゃないかなと自分では考える。なので、次回は半年伸ばして交換する事にする。これもセーブユアマネーだ。