ダイハツ、ハイゼットトラック・ジャンボ(S500P)異音探求(その1)

ダイハツ ハイゼットトラック ジャンボ(S500P 2WD 4AT)

ひょんなことから車を買い替える事となり、何が良いかなと考え、悩みに悩んだ末、結論に達したのがダイハツハイゼットトラック(ジャンボ)S500Pだった。

私の車を買う上で条件は以下の通りだった。

  1. 中古車は中古車買い取り業者による価格高騰で掘り出し物以外、本来の中古車価格になっていないので価値を考えると新車が好ましい。
  2. ヘッドライトはHIDかLEDである事。
  3. 後輪二駆である事。
  4. ウインカーレバー、ハンドルは右側にある事。
  5. ミッションは左手がフリーになるATで、4速以上であること。(スマホする為じゃないよ)
  6. レギュラーガソリン車であり、ハイブリッド車ではないがそこそこ燃費が良い事。
  7. サイドブレーキレバーが付いている事。
  8. キーレスエントリーであること。
  9. 紫外線、赤外線カットガラスで、パワーウインドである事。
  10. リクライニングが出来る事。
  11. 身の丈に合った、手の届く価格で有る事。

この条件にほぼ合った車がハイゼットという訳です。
ヘッドライトはハロゲンになり、今回条件から外れましたが、まぁ、その位は我慢する。

価格は、農耕女子パック+カラーパック(オフビートカーキ)+幌+サイド工具箱+ゲートプロテクタ+ワイドバイザーを付け、込々135万だった。

「農耕女子PJ」という農林水産省の意味不明な政策に乗っかるのは大変不本意だったのだが、快適性オプションを付けるならこれがお得なので、んー!っと目をつぶって採用。
そのマークステッカーがリアエンブレムに貼ってあるのだが、納車後速攻で剥がした。

と、いう事で私の初の新車は「軽トラ」という事にあいなりました。

無事納車を終え、走ってみると、乗り心地とか操作性とかの前に、異音が気になる。走行音等ではなく、異音だ。

兎に角、あちこちカタカタ煩い。

発生場所は主に5か所。

  1. 右後ろからのチリチリ音
  2. 左後ろのカタカタ音
  3. ダッシュボード付近のカタカタ音
  4. 運転席下のカコン音
  5. キャビンBピラーのピチピチ音

それから、これは軽トラだからしょうがないのだが、エンジン音、走行音が煩い。
値段が値段なのでしょうがないのだが、とにかく作りが雑。部品部品の取り付けが甘く、設計として寸法が大雑把というか、チリが合ってないというか、もうちょい考えてほしい部分が多々あった。それから、クラクションが室内で鳴っているんか?というぐらいボディーに響いてめっちゃくちゃ煩い。思ったより音の処理ができてないというか、考えてない。

1つ目。右後ろからのチリチリ音

まず、最初に気になったのが右後ろからのチリチリ音。ジャンボは運転席後部がキャビンとして荷物スペースがある。これがこのジャンボの最大の特徴。だがこのキャビン用の窓際辺りから音が発生している。しかし、内張(ペラペラのマット)を剥がしても音が出るような要素が無い。何なんだろう?じゃぁエンジンルームか?と座席を上げてみてみるが、それらしい原因が見つからない。それじゃ外側かなと右後ろ側を調べていくと、バッテリ固定用ステーのロックピンがあった。これを指で揺らすと同じような音がしたので、タイラップで固定するとこれがビンゴ。

どうやらこの車種は荷台付近からの音もキャビン内に良く伝わってしまうらしい。

2つ目。同じく左後ろからのカタカタ音。

1つ目と同じく、キャビン内部を調べてみるのだが原因になりそうな要素がない。じゃぁバッテリと反対側か?とその辺りを探すが見つからない。溶接不具合の場合もあるので、平シートフック辺りのスポット溶接をハンマーで叩いてみたり注油したり色々やってみたが直らない。荷台後部を一周ぐるっとボディー、部品触りながら回ってみたら、左テールランプにガタツキを発見。お?これか?とガタが出ないようにスポンジで埋めてみたらこれがビンゴ。一番後ろの異音もキャビン内で鳴っているように思わせるこのラダーフレームは厄介なもんだと思わされた瞬間だった。

その2へ続く。