CASIO目覚まし時計(DQD-710J)アラーム不良の修理と電波受信。

目覚ましスイッチがONにならない

もう結構前に買った目覚まし時計。カシオDQD-710J。この目覚まし時計は電波時計+ダブルアラーム設定が出来る目覚まし時計。買った時からなのだが、だが、使いはじめで慣れてないという事もあったとは思うが、その2パターン設定できるアラームのスイッチの一つが接触不良で、ONにしていてもONセットされない時がたまに有って、セットされていない事を知らず、結果、アラームが鳴らず遅刻する羽目になった事がある。正直泣きそうになった。

メーカーに問い合わせると、スイッチの不良が考えられるので送ってほしいとの事だったが、送り返すのが面倒臭いし、送ったとしても1週間以上は目覚まし時計が無い事にので、原因が判ったから、もう一つのアラームを使って凌いでいた。

でもやはり、鳴らない事もある。

おバカさんの私は、それが判っているのに接触不良側のアラームをONにしたりして、またも遅刻をしそうになってしまった。今回は何か五感に感じるものがあったのか、アラーム時間より10分過ぎた所で目が覚めた。時計をみて漫画のそれと同じく顔が青ざめる。食パンを食べながらという事はしないが、10分を取り戻すべく大急ぎで支度する。なんとか定時の電車に乗る事が出来た。

もうこんな目には遭いたくない

普通なら買い替えだが、そこは私のセコイ所。分解して接触を復活させましょうという事にした。

しかし、この目覚まし時計。簡単に外れない。ちょっと意地悪な仕掛けというと大げさだが、構造的にそうしたのかどうかは判らないが、6つのネジのうち、2つのネジ(赤丸)がドライバーが入らない位置に存在してあり、外すことが出来ない。(左側にもう一つある)

そして、何故か基板のネジ一つ(黒丸)もワザとかどうか不明だが露出させている。これはダミー。

分解方法

1,電池の蓋を取る。

蓋は、ネジ等で固定されている訳ではなく、嵌っているだけで、分解しないと外れないタイプでもなく、マイナスドライバーを隙間に入れて、テコる事で難なく外れる。

2,蓋を外すことによって、ネジにドライバーが届くようになったので、その2つのネジを外す。

3,あとは、周りにある4つのネジを外す。

4,ネジが外れたら、カバーはフリーになる。横と上部の爪を気を付けてゆっくりと開いていく。

5,分解完了

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スイッチの接触不良を直す

構造は簡単。スライドスイッチで、金属板がお互いに密着し、回路をショートさせるかしないかでオン、オフを制御している。不良側の金属板のばね部分が少し弱くなっており、密着出来てなかったのが原因。

ばねを少し立たせ、密着できるように修正。また、ミシン油(古いな。CRC556類)を少し散布してスムーズに動作するようにした。

組み立て

逆の事をするだけなので、なんの苦労も要らない。しいて言うと、外した電池の蓋を元に戻すのに少し力が要るぐらい。

時計を合わせる

電波時計なので、ほぉっておけば勝手に時間を合わせてくれる。これらの時計には強制受信と言う機能が備わっているが、今まで扱った事のある電波時計で、強制受信で素直に合った試しがない。

電波感度も5つあるようだが、部屋の中でも外でも、この2つの●●以上の受信感度にはならない。(ちなみに岡山県)

電波時計の合わせ方のコツ

設置する場所にも確かに関係するのだが、一番問題なのは、時間帯と天候。

合わせる方法としては、

  1. とりあえず、手動で現在の時刻に合わせ、強制受信をしてみる。稀に受信してくれるが期待しない方が良い。
  2. 1を行っても駄目な場合は、そのまま一晩置く。なぜならば深夜帯の方が受信しやすいからだ。
  3. それでも受信できないのは、天候が悪い時が多い。また、太陽フレア等で、地球全体で電波障害が発生している時も受信しにくい事が多い。(これは経験上なので間違ってたら指摘ください)なので、受信されない時にすぐ「壊れてる」と思うよりも、時間帯、天候等を吟味して少し長いスパンで受信される事を待つ忍耐が必要(笑)。
私も今回はこの状態になるまで数日かかったが、最終的には電波同期ができた。

考察

スマホで強制的に電波を増幅して行う方法もあるようだが、そこまで急を要しないので、私はこれで満足。もう暫くこの時計と生活を共にする事になる。