社会人になってから、憧れの大型2輪免許取得に再挑戦(検定試験、前編)

2006年6月17日 来たぜ!!検定日。

来ました。とうとう最後の難関。検定の日がやってきた。1週間あいだが空くと言う、ちょっと不利な状況。これではどうしても感覚が薄くなってしまう。毎日、イメージトレーニングをやって、不安な夜を過ごした。

一日々緊張が増して行く中、とうとう検定の日がやって来た。前の日の晩は寝れなくは無かったが、やっぱり緊張と言うか不安が先立って、

「あー、落ちたらどうしよう・・・。また1週間延ばして金はらって・・・、いや、もう落ちたら落ちた時だ。どうにでなれ!」

と、自問自答を繰り返す。

梅雨だけど雨にならなきゃ良いなぁ・・・。天気予報もなんとか晴マークが付いてたから、大丈夫かなと安心していた。が、やはり雨男健在。今にも降出しそうな曇り空。

家で最後のイメージトレーニングを済ませて、いよいよ教習所へ。検定の人は教室に呼び出され、説明を受ける。普通自動車の方5人、2輪1名。・・・またかよ。最初から最後まで一人と言う事か。良いのやら悪いのやら。

コース発表

気になるコースはくじ引き。と言っても、選択肢が判らないからあまり受検者には意味が無い。線の先が隠されていて、何処を選びますかと言うもの。2本あったので左を選ぶ。

「1コース」・・・・はい。意味がない。

コース図が配られると、予想していたコースとちょっと違うぐらいで、まぁなんとかなるかなと言う感じだった。

市中引き回しの上、獄門

それから、検定員がやってきて詳しい説明を受ける。で、説明が終わったら、

検定員

悪いんだけど、普通自動車検定の後部座席に乗ってくれる?

は?わ、私2輪なんですけど?・・・。

どうも嘘でも間違いでも無いらしい。・・・え?乗るの?俺の検定は?つーか、この歳でやっぱり教習車に乗るのは正直恥ずかしい。

10代のワカモノの中に紛れて髭面のおっさん登場・・・(実は、また髭を伸ばし始めている)。教習車の運転席の後ろに座らされる。教習車に乗るのは約20年ぶり・・・。懐かしい思い半分、恥ずかしい感じ半分。例えば、「悪い事して無いけど、パトカーに乗せられた」感。俺、免取り食らってないんだぞ!!と、声を大にして良いたい気分だ。しかも、当然だがそのまま市街地へ出発。

おいおいおいおいおいおい・・・・(恥)

まるで、「市中引廻しの上、獄門」。やはり、周りからじろじろ見られる。いーんだいーんだ。俺、悪い事してないから。それより、俺の検定はどーなっとんじゃ?しかも、とうとう雨が降り出した。

30分程市内をクルーズ。やっとの思いで帰って来れた。

しかし、最近は、「右よし、左よし」とか、声に出して言わないのね。その代わり路上で停車、運転者交代を2回繰り返しす。淡々とした暗黙の交代作業になんだか不思議な思いで後ろから見ていた。

さて、ワカモノがわんさと屯する配車場で降ろされた私。若者どもの視線が痛い。足早にその場を立ち去ろうとすると2輪の教官に出会う。

教官

お、乗ってたの?貴重な体験だね。

え?やっぱ恒例じゃないの?あぁ~、もうイレギュラーは勘弁してくれ。もう、自分の検定どころでは無い、気がめげる。でもそんな事を言っている場合ではない。気を取り直して2輪待機所へ向かう。

続く。