DOCOMO スマートフォンT-01Bレビュー。解除違約金を支払い機種変更へ。

DOCOMO T-01B

最近、不満や愚痴ばかり書いてしまうのだが、どうやらかなり欲求不満らしい。その原因の一つが去年の秋に買ったDOCOMO T-01Bというスマートフォン。スマートフォンの走りだったこの機種。

キーボード付という事で、あえてEXPRIAを選択せずにこの機種に飛びついたのは大きな間違いだった。理由は未完成にも程がある。という事。更にOSがWindows Mobileという事。起動時にWindowsのマークが出た時は、驚きと共に何とも言えない脱力感を覚えた。

タップ操作が満足に出来ない。

まず、満足にタッチパネルが反応しない。大体指1本分下に反応するか反応しない。特に外で触っていると途端に反応が悪くなる。光の所為なのか風の所為なのかわからんが、静電気式のタッチパネルがまともに反応しない。その不甲斐ない操作感に腹が立って何度地面に叩きつけてやろうと思った事か・・・。

片手で操作なんて論外。すでにカタログ落ちしている所からメーカーも不備を認めているに違いなかろう。一応、タッチパネルソフトのアップデートが1回でて、少しは「マシ」になったが基本的に「叩きつけたくなる衝動」は変わりない。

アドレス帳を検索するにも、まったく意図しない文字で検索され、また戻って検索してまた戻って・・・・の繰り返し。メールを打つにも

「了解しました」

をという、たったの6文字を打つのに5分はゆうに掛る。しかも、頭のなかはイライラの頂点。精神衛生上非常に悪い。

救いの物理キーボード

じゃぁ、その物理キーボードで打てば良いじゃん?と、思いますが、

「ぷち」

という押下感覚が伝わるものの実は入力出来てないという現象が発生する。通常のキーボードならブラインドタッチでタイプミスや押下ミスで打ててないのであればすぐに判断してもう一度打ち直すのだが、所謂キーボードを見ながら打たないといけないので感覚を信じて打つしかない。入力が一区切りしてからモニタに目をやると打ててない文字があるので変な変換になって、結局最初からもう一度打ち直しという事をする必要がある。

このキーボードだけでも「まとも」ならまだ使えたのだろうが、タッチパネルもキーボードも満足に機能しないのであればどうしようもない。USB接続の外付けキーボードも考えたが、キーボードも安くない。第一、それじゃなんのこっちゃわからん。

意図しない動作

そして、「受話キー」、「ホームキー」、「リターンキー」が物理キーではなく、タッチパネルの中に存在するので、意図しない時に触ってしまい、入力中でも違うホーム画面戻ってしまったり意図せずに電話を取ってしまう。

なので、危険物でも触るかのように携帯の端だけをつまむように、例えばラッカー塗りたてのプラモのように扱わなければならない。

通信料金が異常に高くならないようにパケホーダイがあるといっても、iモードよりフルブラウザは通信料がかなり多い。しかもスマートフォンでフルブラウザインターネットを1回でも行うとそれだけで上限に達してしまう。便利に使えるならまだしも、この使えない機種でまともに検索、閲覧もできないのにパケット上限金額をむしり取られる。そんな理不尽な事あるかい。毎月約4,000円高い料金を10ヶ月間支払い、単純計算で4万円。これで新しい携帯は買えてしまう。

電話機能に関しては、

「発信できない。勝手に発信する。受話できない。勝手に受話する。」

なんじゃこら・・・・。

パソコンとしてのバグ

ダメ押しとして、OSがウィンドウズモバイルの所為で、よくフリーズする。

省電力モードにしているのにバックライトが消えず数時間でバッテリー上がり。同類設定が幾つもあるのだが、何故か超省電力モードか全くなしかという設定にしかできない。超省電力モードは5秒もすればバックライトが消えてしまう。何も見れない調べられない。そして、ポケットに入れておいても勝手にロック解除される。ポケットに入れていて勝手に発信した時はさすがにびっくりした。

極め付けは勝手に再起動。そして再起動が終わらないうちにまた再起動がかかり、それがループする不具合発生。結局2回新品に交換してもらったが現象は改善せず。交換するたびにメモリのバージョンアップがされているようで、少しはましになったような感じはするもののいらいら携帯に変わりはなかった。

流石にドコモにこれじゃつかえないから機種を変えてくれと頼んでみたが、予想通り全く聞き入れてくれず。

別に私はクレーマでもなんでもないと思うんですがね・・・。

そんなこんなで結局泣き寝入りという形で、このT-01Bは4万円+使えない毎月のパケット代という高額な金額に加え、精神的ダメージとdocomoと東芝への不信感を抱かせてゴミ箱行きとなった。

・・・正直これじゃ詐欺。

この憂さを晴らすにはこうやってブログに書ぐらいしかできん。
(こんな愚痴に付き合っていただいてすいません(–;)

じゃぁそんなに不満ならdocomoから他キャリアに乗り換えればいいじゃーん?と言われそうですが、うーん。それはそれで、docomoの広大なネットワークは優秀で捨てがたい。

ということで悔しいけども2年縛り解除違約金を払って、さらに4万近くする普通の携帯に機種変更をする事にした。機種変した普通の携帯がなんと快適と感じた事か。通話だけだとほとんど電池が全然減らない。改めてその機能に素晴らしいと感じた。今の携帯は完成されているのだ。

しかし、どんだけドコモに貢いでるんだろう、私・・・(悲)

わたくし思うに、今スマートフォンはいらないです。携帯は携帯。ツールとしてタブレットPC+モバイルインターネット契約で、電話とは別に使った方がいいと考える。だって、アプリケーションで電池食われて必要な通話が出来なければ意味がない。それに通話しながらアプリを使う必要があるので、これでは意味がない。そして携帯は片手で操作できないと意味がない。それからキャリア従量制通信はいつの時代だと言いたい。従量制の上限があるとしても高い。iモードと比べてフルブラウザは上限1,500円程度しか変わらないが、フルブラウザを行うと必ず上限に達するので家族間メールと少しのiモード利用しか利用しない場合と比べると約4,000円は違ってくる。これは請求額見た時に気が付いてショックを受ける。

なので、私は「今のまま」だとスマートフォンは流行だけであって、廃れていくんじゃないかと思っていますよ。ええ。(負け惜しみ)

まぁとにかく、しばらくは東芝製品は敬遠する事になりそうです。

2015年11月25日:追記

やっぱね。この不祥事。
TOSHIBA製品ではいろんな方面で泣かされました。
まったく・・・。

へんだなぁと思う企業はなにか病んでいるんだな。
表面化してないだけで、他にもいろんな企業が病んでいるんだろうなぁ。